したがって2013年上半期、「回復」した西側と比べ、中国経済は決して「劣って」いないのである。EUと日本の経済が依然低迷し、米国の経済成長率が大幅に下がる中、中国の経済成長はほとんど減速していない。これが現実だ。
下半期に入り、先週発表された米国と中国の7月期の工業生産統計によって現状は一層明らかとなった。今年7月、中国の工業生産が前年同期比で9.7%増加する一方、米国の工業生産は同1.4%増だった。昨年7月は中国が9.2%増、米国が4.2%増だった。中国の工業生産成長率が小幅に上がる一方で、米国の工業生産成長率は3分の1に下がったのである。
EUと日本の7月の工業生産統計はまだ発表されていないが、昨年6月から今年6月までにEUの工業生産はわずか0.3%増、日本は3.4%減だった。