各研究機関もまた、中国経済が安定しているとした。J.P.モルガンが昨日発表した8月の中国市場信頼感指数報告は、7月の主要マクロ経済指標は、経済成長の流れが第3四半期に入ってから力強い反転上昇を見せたことを示したと指摘した。7月の工業活動は力強い成長を見せ、輸出はゆるやかに回復した。中国国内では、不動産およびインフラ整備の投資が、力強い安定を維持した。政府はインフラ投資を優先的に支援しているように見える。これらの業界には鉄道、都市部のインフラ、環境保護・エネルギー変換業界が含まれる。
ドイツ銀行の中国担当チーフエコノミストの馬駿氏はこのほど発表した研究報告の中で、今年下半期の中国GDP成長率に対する予想値を上方修正した。馬氏は、7月以来の各指標と傾向は、経済成長が安定回復を始めたことを示しているとした。これらの傾向に基づき、馬氏は今年第3四半期のGDP成長率(前年同期比)の予想値を7.7%に、第4四半期を7.8%に引き上げた(これまでの予想値は、第3四半期が7.5%、第4四半期が7.7%)。馬氏はさらに、2013年下半期のGDP成長率の予想値を7.6%から7.7%に引き上げ、市場の7.5%という平均予想値を上回った。馬氏は2014年通年のGDP成長率の予想値を8.5%と据え置き、市場予想を1ポイント上回った。