中国(上海)自由貿易試験区の建設に向け、関連プロジェクトへの取り組みがより一層強化されていることが分かった。上海市人民政府は国家関連部門と協力し、上海市での免税店開設に向けた場所の選定を行っているという。29日付中国証券報が伝えた。
アナリストは「地域における商品価格の優位性が牽引力となり、上海を訪れる消費者の規模は拡大すると見られ、小売業の景気向上に繋がる。上海市の小売業は中長期的に利益を得られる見通しで、サービス消費業の発展促進にプラスとなる。政策の効果が表れるなか、唯一国務院の認可を受けて中国国内で免税品販売事業を展開している国有企業、中国免税品(集団)有限公司は利益を得られる見込みだ」との見方を示した。
「中国証券報」より 2013年8月29日