中国、日本、韓国。この3カ国は世界の経済大国であり、貿易大国だ。北東アジア地域の経済の土台でもあり、3カ国の協力は北東アジアのみならず、アジアや世界にも非常に重要な影響を与えている。人民日報海外版が伝えた。(文・宋耀明。商務部(商務省)アジア司副司長)
3カ国は経済規模が世界全体の9分の1、アジア全体の10分の7を占め、世界経済を左右する重要な位置にある国々だ。昨年、中韓貿易は初めて2500億ドルを突破し、中日貿易は3294億ドルに達した。3カ国間の投資協力が新たな発展を遂げ、韓国の対中投資は累計590億ドルを超え、日本の対中投資は累計901億ドルを超えた。これと同時に、日韓の対中投資にはモデル転換やグレードアップの動きがあり、これまでのような輸出加工を中心とする投資モデルから、中国市場に根ざした現地販売型のモデルへと徐々に移行しており、今後は現代型サービス業、ハイエンド製造業、グリーン経済、省エネ・環境保護が徐々に両国の対中投資の新たな成長源になるとみられる。経済貿易協力は3カ国の関係の中で、最も活力に富み、最も成果を挙げている部分であり、また3カ国関係が長期にわたり健全な発展を遂げる上での着実な土台でもある。