日本のTPP交渉参加に反対する日本の農業・林業・水産業・牧畜業の業界団体関係者。農協も反対を唱える。 |
環太平洋経済連携協定の第19回交渉会合が30日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで閉幕した。米国、日本、シンガポール、チリなど太平洋を囲む12カ国が参加した。
TPP交渉は米国政府が「アジア回帰」するための戦略の中核であり、年内の交渉妥結を目標としている。日本は今年7月に正式に交渉に参加し、12番目の交渉参加国となった。日本の参加により、交渉参加国の経済規模がグローバル経済に占める割合は40%に達し、貿易額は世界の3分の1を占めるようになった。現在、技術や大きな問題がない14分野では交渉がまとまったが、一連の敏感な問題は解決されていない。