中国の船舶用機器メーカー大手、中国船舶重工股フェン有限公司(中国重工)は11日、私募形式による株式発行計画を発表した。調達した資金は超大型水上艦船、大型水上艦船、軍用艦艇などといった軍事工業における大型装備組立事業及び関連資産の買収に充て、軍事工業・装備関連資産の証券化のさきがけとなることで、国家の軍事資産の全面的な証券化を牽引することを目指す。11日付中国証券報が伝えた。
買収が実現すれば、中国重工の軍事工業・武器貿易による営業収入が全体に占める割合は20%以上まで引き上げられる。中国の国防費が年を追うごとに少しずつ増加し、海軍力の戦略的な重要性が高まるなか、同社はより一層の利益を得ることができる見通しだ。
「中国証券報」より 2013年9月11日