中国のeコマース釣り具販売業者の李猛さんの話によると、国際金融危機で一定の影響が出て、海外の顧客はあまり買い物をしなくなった。だがネットでのやり取りや割引などの販売戦略を通じて、2-3カ月ほどで業績は回復し、危機前よりもよくなった。李さんの取引額は最大数千ドルで、7-8ドルほどの「小商い」もあるという。
国家情報化専門家諮問委員会の楊国�且副主任の説明によると、浙江省の小商品(日用雑貨)取引センターである義烏市には、国境を越えたeコマースを手がける業者が23万社あり、12年には阿里巴巴(アリババ)のショッピングモール「速売通」(アリエクスプレス)での取引額は同400%増加し、同じくショッピングモールの「敦煌網」での取引額は同45%増加した。
また多くの企業が海外向けサイトを準備している。天津蒲尚科技有限公司の場合、B2C(企業・一般消費者間取引)モデルを利用して、独自にデザイン・製造した光学ガラスレンズの眼鏡など一連の製品を欧州や米国の顧客に直接販売している。年間の売上高は1800万ユーロを超える。