同公司の創業者・楊理明さんによると、ブランドと中核技術が国境を越えたeコマースにおける競争力の核心だ。海外の専門的調査会社による調査研究を通じて、欧米市場の消費者は眼鏡についてこだわりがあり、特に光学ガラスレンズの眼鏡にはこだわりがあり、大きな需要があることがわかった。同公司はターゲットを「欧米市場のミドルエンド消費層」に確定。光学ガラスレンズの眼鏡を企業経営の主な攻略地点と定め、中核技術を独自に研究開発すると同時に、専門のデザイナーと製品のデザインで協力し、国内のメーカーに発注する方式で生産を行い、オンラインで製品を販売している。
商務部対外貿易司がまとめたデータによると、国境を越えたeコマースは対外貿易の新たな成長源を作り出した。12年には国境を越えたB2Cのeコマース取引額が150億ドルに達し、年平均増加率は50%を超えた。B2B(企業間取引)の取引額は1千億ドルを突破した。中国輸出入商品交易会(広交会)の年間の取引額でさえ700億ドルから800億ドルだ。ある専門家によると、従来型対外貿易の輸出の伸びが力を喪失している中、国境を越えたeコマースがこれまでの国際貿易の局面を変えつつある。また中国の経済成長を牽引し、対外貿易のモデル転換を促進し、企業のモデル転換やグレードアップに力を添える上でも重要な推進作用をもっている。