第10回中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)博覧会及び中国・ASEANビジネスと投資サミットが3日午前、広西チワン族自治区の南寧市で開催され、中国の李克強・国務院総理が開幕式に出席し基調演説を行った。4日付中国証券報が伝えた。
李克強総理は「双方はこれまでの協力の成果を土台とし、中国とASEANの戦略的パートナーシップをより一層推進し、新たなる輝かしい10年を創造することを目指す」と述べた。
中国とASEANの協力強化について、李総理は以下の5つの点を強調した。一、中国・ASEAN自由貿易区のグレードアップを図る。2020年までに双方間の貿易額が1兆米ドルに達し、今後8年間の相互投資額が1500億米ドルに達することを目指す。二、公共道路、鉄道、水運、航空、電気通信、エネルギーなどの分野における協力強化に力を入れる。三、金融分野の協力を強化する。四、海上における協力を強化する。五、人と文化の交流を促進する。
「中国証券報」より 2013年2月28日