新たな対東南アジア投資ブームの中で、日本の投資には次の三つの新たな特徴がある。
(1)ASEANの古い加盟国への投資を強化した上で、新たに加盟した4カ国の投資市場を積極的に開拓する。長期的に、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどのASEANの古い加盟国は、日本の投資の主要市場であった。現在はベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアの4カ国が新たに加盟し、日本の新たな投資の重点対象となっている。
(2)M&A投資が発展。日本企業が昨年、東南アジアで実施したM&Aは82億ドルに達した。また日本の銀行・保険会社は近年、東南アジアの同業者の約60億ドルの株を取得している。日本市場の疲弊と高齢化の流れを鑑み、このような買収活動は今後も増加するだろう。
(3)中小企業の参与。日本の以前の対東南アジア投資は、主に大企業の企業行為であった。新たな対東南アジア投資のブームの中で、日本の中小企業は政府の援助を受け、投資金額とリスクが低く、収益がある程度保証されているプロジェクト(コメの栽培・加工、農業研修、輸出入貿易など)に加わっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月4日