李克強総理は10日、国内外の経営者に対して、「中国が直面している雇用問題には、総量の圧力の他に構造面の矛盾が含まれる。経済構造の調整を持続し、特にサービス業を大々的に発展させなければならない」と述べた。専門家は、「経済の持続的かつ健全な発展を維持しつつ、経済構造の調整を加速し、サービス業を大々的に発展させ、その最大の雇用創出源としての力を十分に発揮しなければならない」と指摘した。人民日報海外版が伝えた。
◆採用難と就職難が共存
李総理は、「雇用はすべての政府が直面しなければならない際立った問題だ。中国政府の発展の目的は、国民生活の保障と改善であり、国民生活で最大の要素となるのは雇用だ」と指摘した。
専門家は、「労働市場で採用難と就職難が共存している根本的な原因は、労働市場の需給の構造的なバランスの欠如だ。若い世代の出稼ぎ農民と大卒者が就職に対して持つ期待が高まる一方で、これまでの雇用構造には明らかな変化が生じておらず、多くの工場の業務環境にも変化がなく、職場の魅力が大幅に低下している」と分析した。