8月27日、東京電力は想定から、漏えい源とみられる「地下道」にたまった水から1リットル当たり23億5000万ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。この濃度は2011年4月の原発事故発生後、海に流出した汚染水に相当する。
8月31日、東電は地上タンク及び配管から、合計4カ所で最高1800マイクロシーベルトの高濃度放射線量が計測された。
9月5日、東電が発表したところによれば、およそ300トンの汚染水漏れ問題が発覚した福島第一原発地上タンク付近で、地下水から1リットルあたり650ベクレルのβ線を放出する放射性物質が検出された。東電によれば、「放射能汚染水はおそらく地下水層に広がっている可能性がある」としており、これは初めてタンクから漏れた汚染水が地下水を汚染していることを認めたことになる。