中国準大手銀行の交通銀行の銭文揮副頭取は26日、同行がまもなく始動する中国(上海)自由貿易試験区に支店を開設する計画であることを明らかにした。同行が支店開設の申請を政府関係部門に出しており、近く承認される見込みである。
上海自由貿易試験区は金融、サービス業自由化の試験区として、9月29日に正式に始動する。交通銀行は、上海自由貿易試験区での対内直接投資の規制緩和やクロスボーダー人民元決済の全面実施をチャンスに業務の拡大を図る方針である。支店開設のほか、同行は自由貿易試験区に航空機や船舶のリース会社を設立することについても検討しているという。
「中国証券報」より 2013年9月27日