中国内蒙古(内モンゴル)自治区の電力生産・供給企業である内蒙古君正能源化工股フン有限公司の発表によると、同社を含む天弘基金管理有限公司の他の株主は9日、中国の電子商取引大手・阿里巴巴集団(アリババグループ)の系列会社である浙江阿里巴巴電子商務公司(オンライン決済サービス会社・支付宝の親会社)が11億8000万元を出資し、事業提携先の金融サービス会社・天弘基金管理の過半数株式を買収することで合意した。10日付中国証券報が伝えた。
買収完了後、アリババ・グループの持株比率は51%、天弘基金管理・経営陣の持株比率は11%となる。経営陣の引受価格は公表されていない。関係者によると、天弘基金管理はファンド業において、登録資本金最大のファンド会社となる。また、ファンド会社の経営陣が株式所有を公にした初めての例でもある。
「中国証券報」より 2013年10月10日