一部の人が騒いでいる「中国債務危機」は重視すべきだが、それを誇張する必要はない。中国はお金に困っていない。国家の財政赤字は安全だ。外貨準備高は世界一で、一部で貸借問題が生じているが、全体では民間も貸借危機は存在していない。一部の地方政府の債務問題を「中国債務危機」と騒ぎ立て、「次のデトロイトは中国」とまで高言する声があるが、それは事実にそぐわない。
中国の少数の地方政府の債務負担は西側政府の債務危機とは性質的な違いがある。西側の債務危機は主に福利、国防、行政などの過剰支出による消費型の債務で回収不可能だが、中国の地方政府の債務負担は貸付・投資で行った建設件数が多過ぎたことが原因で、適切にコントロールすれば利益を生む可能性がまだある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月22日