ニッセイ基礎研究所経済研究部経済調査室長の斎藤太郎氏は、「円安後、日本の輸出製品の価格が海外市場で下がり、本来ならば競争力が強化されたはずが、輸出額はむしろ減少している。これは日本製品の魅力が失われていることを意味する」と語った。日本の9月の輸出で、最も成長著しかったのは通信機器だ。しかし最先端の技術領域で、日本製品は高い競争力を持たず、輸出増が緩慢になっている。
日本の9月の対中輸出額は前年同月比11.4%増となったが、増加率は8月よりやや低下した。日本建設機械工業会は、建機の対中輸出額は8月の時点で15ヶ月連続で減少(前年同月比)しており、対中輸出がまだ回復していないと明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月23日