韓国の造船企業は深海の石油・天然ガス開発に必要なボーリング船の建造で実績があり、何年も前からブラジルへのアプローチを始めている。05年にはサムスン重工業がブラジルのアトランチコスル造船所に船舶の設計図面と経営管理技術の提供を開始し、その後、同造船所への出資も行っている。
ある分析によると、日本の造船産業がこのたびブラジルに進出したことは、「南半球への投資」指向の現れだ。中韓両国の企業がブラジルに頻繁に「顔を出している」のをみて、特に電子通信などのハイテク分野で大きなシェアを占めているのをみて、日本企業はブラジルと技術レベルの協力を行うと同時に、南半球でより多くのチャンスをつかみたいと考えるようになった。こうした動きを背景に、ブラジルでの競争は今後より激しさを増すことが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月28日