金利の市場化はある国の金融市場化プロセスにおける重要な一歩であり、その過程にはリスクが充ち満ちている。世界銀行の調査研究によると、調査対象の金利市場化を達成した44カ国のうち、約半分が金利市場化の過程で金融危機を生じている。東南アジア、中南米、日本などだ。これらの国では、預金保険制度や金融市場の撤退メカニズムといった関連の改革を進めることが、金利市場の緩やかな推進でカギを握っていた。資金の配分において市場が決定的な役割を果たすようにしたいと考えるなら、中国の国情と実際の発展における要求とを踏まえて一連の重要な金融制度を整えることが必要だ。たとえば、公開の市場操作ツールや金利目標の選択などだ。特に市場化された中央銀行の金利目標を実現し、公開の市場操作の機能と成果の改善を続けることが必要になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月18日