◆年間目標達成が濃厚
国家情報センター経済予測部マクロ経済研究室長の牛犁氏は取材に応じた際に、「3.0%という上昇率は市場の予想を下回っており、物価が適度に抑制される流れを示した。今年の予定されていた目標達成に、懸念材料は存在しない」と語った。
交通銀行金融研究センターは昨日発表した報告の中で、「12月のCPI上昇率は3%未満に戻るだろう。全体的に見て、年内の変動のピークはすでに過ぎており、中国国内の物価上昇率は安定化している」と分析した。
交通銀行は、「今年通年のCPI上昇率は約2.7%となり、政府の通年3.5%の物価抑制目標を下回る」と予想した。しかしCPIの動向を見ると、CPIは今年上昇周期に入った。一般的に、中国国内のCPIの上昇周期は約2年間続き、2年目にピークを迎える。ゆえに来年の物価上昇圧力は、今年よりやや拡大される可能性がある。