南中国海には石油換算680億トンのメタンハイドレートが埋蔵されていることが明らかになっているほか、青海海域にも石油換算350万億トン相当の埋蔵量が確認されている。
上海総合指数は弱含みしているものの、12月18日の資本市場では「メタンハイドレート関連銘柄」が上昇傾向となった。
メタンハイドレート関連銘柄の強含み傾向と中国国土資源部(以下、国土部)が17日に発表した好感材料には関連性がないとは言えない。同日、国土部は「中国海洋地質科学技術員は広東沿海の珠江口盆地東部海域で初めて、メタンハイドレートのサンプルの採取に成功し、ボーリングによって相当量の埋蔵量を確認した」と発表した。
報道によると、この度発見されたメタンハイドレートは埋蔵場所が浅いこと、厚みがあること、種類が豊富なこと、純度が高いことが特徴である。埋蔵量は天然ガス換算で1000-1500億立方メートルに達しており、特大規模のガス田クラスに相当し、世界でも珍しいものであるという。