「我々は中国が石炭を中心とした一次エネルギー消費構造だという事実を直視しなければならない」。国家環境保護燃焼石炭大気汚染抑制工程技術センターの白雲峰副主任はこう指摘する。「そのため石炭を天然ガスに、従来のエネルギーを太陽エネルギーや風力発電など新エネルギーに切り替えるとともに、石炭火力発電所のCO2排出量削減を強化しなければならない」。
北京大学観光研究計画センターの呉必虎主任によると、今回のスモッグは主に経済の発達した地域で発生し、これらの地域の大部分が工業化の後期段階に入っている。中国の多くの都市は工業によって都市化を主導していたが、スモッグや土地財政により、こうした古い都市化の道はすでに行き詰っている。
都市の発展方式、産業の構造転換と高度化の調整に力を入れる必要があると専門家はアドバイスする。スマート都市、エコ都市、低炭素都市建設の歩みを促し、多方面の都市化の指導の下で近代サービス業の構築を進めることが今後の都市化の重要な方向となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月19日