中日関係の悪化、経済・貿易に影響
中日貿易の低迷とは対照的に、中韓貿易は急成長の勢いを見せている。昨年の中韓貿易総額は4.4%増、今年1−8月は9.4%増となり、低迷する中日貿易とは対照的であった。注意すべきことは、中韓貿易と中日貿易の差が、近年縮小を続けていることだ。中日貿易額は2年前ならば、中韓貿易額を900億ドル超上回っていたが、昨年はこれが700億ドル余りに、今年1−8月は200ドル余りに縮小された。
中韓両国は隣国で、1992年に外交関係を結ぶと、両国関係は全面的に深化した。特に2008年に戦略的パートナーシップを構築すると、両国関係はより急速に発展した。2010年より中韓貿易額は米韓・日韓貿易の総額を上回るようになり、中国は韓国最大の貿易相手国になった。韓国企業の2012年の対中投資額は33億7000万ドルに達し、韓国の対外投資の14.3%を占めた。中国もまた、韓国の主な投資先となった。