1月上旬、「機関のバロメータ」として知られるブルーチップ系ETFが相次いで購入申込みを受け、3営業日のみで上海市場の5つのブルーチップ系ETFの購入申込みが27億元を超えた。洪董事長は、「理性的な資金が安値買いを狙い大型優良株を購入しているが、これは資金が株式市場をけん引しようとしているわけではない」と語った。保険資金が創業ボードに投資するという情報を受け、昨日になり購入申込みが殺到したETFは、一時の繁栄を迎えただけかもしれない。消息筋は、「9日は易方達基金の創業ボードETF購入申込みが5000―6000万元に達したが、この流れは維持しがたい」と予想した。
マクロ経済のA株に対する支援は、まだある程度楽観視できる。中国国家統計局が発表した最新データによると、2013年12月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比2.5%上昇し、PPI(生産者物価指数)は前年同月比1.4%低下、前月比で横ばいとなった。南方基金のチーフアナリストの楊徳竜氏は、「PPIが前月比で横ばいとなったのは、末端の需要に大幅な改善が見られなかったことを意味する」と指摘した。取材に応じた一部の私募ファンド関係者は、「現在は低額の取引を続けており、すべての短期取引を停止している」と語った。
「中国証券報」より 2014年1月10日