商務部の張向晨部長補佐はこのほど開かれた第12回中国企業発展ハイレベルフォーラムで、「中国の貿易の産業政策は、産業チェーン全体にではなく、比較的優位にある中間製品と生産工程貿易に特化するべきだ。それはグローバル・バリュー・チェーンによって決まる」と述べた。
◇中間製品と生産工程貿易に特化を
中国の製造業は近年、構造転換と高度化の調整段階にある。OEMから起業した企業家らはブランド、開発、販売を重視し、製品の高度化を図る一方、産業チェーンのカバーする範囲を広げ、「微笑みライン」(Smiling Curve)の両端をのばすべく努力してきた。
バリュー・チェーン全体を調整するやり方よりも、「中間製品」をうまく位置づけることに張氏は賛同する。3つのデータから、中国のグローバル・バリュー・チェーンにおける地位は毎年1ポイントの速度でゆっくり上昇していることがわかる。