中間産業がグローバル貿易に占めるシェアは60%。一方、サービス貿易は20%だ。ただ、グローバル貿易で80%のシェアを占める貨物貿易のうち、30%はサービス貿易によるものだ。そのため実際はサービス貿易がグローバル貿易の半分のシェアを占める。
こうした状況を受け、張氏は「中国の貿易政策は、中間製品の関税を削減または廃止する方向に努力し、サービス貿易をさらに開放し、貿易の便利化を促すべきだ」と主張。また、企業の革新戦略について、「原始的な革新をひたすら追及するのではなく、目標をグローバル・バリュー・チェーンから技術や高度化のサポートを取得することに定めるべきだ」と呼びかける。
「中国のグローバル・バリュー・チェーンにおける特徴として、中国の企業には二次的技術革新の能力があるため、米国の元々の革新の特徴とは違うが、こうした能力によって中国企業はグローバル・バリュー・チェーンに歩調を合わせ、中国のベーシックイノベーションを向上させている」と強調する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月28日