消息筋は9日、中国政府関係部門が先般『金融ICカードの公共サービス分野での利用促進に関する通知』を通達したことを明らかにした。『通知』で、金融ICカードの利用促進都市は、既存の47都市のほかに、北京、南京、青島などの63都市が増やされた。10日付中国証券報が伝えた。
同消息筋は「金融ICカードの利用促進都市が110都市に増加したことは、金融ICカードの発行枚数と関連業務規模の拡大につながる」と指摘する。
また、金融ICカードが利用できる分野の拡大とカードの機能向上に伴い、中国の金融情報化水準が絶えず向上し、今後のモバイル金融などにおけるICカードの利用の普及に基盤を固めることになる。これは、中国では、「人々がカード1枚でどこに行っても困ることのない」時代が近づいていることを意味しているという。
「中国証券報」より 2014年2月10日