北京市統計局、中国国家統計局北京調査総隊が先般発表した首都の都市化発展に関する分析報告書によると、2012年末時点での北京市の都市化率はすでに86.2%に達しており、上海市の89.8%に次ぐ、中国国内2位となり、高収入の国の都市化水準に近づいた。専門家は「今後、北京の都市化の重点は郊外地域のインフラ整備と公共サービス水準の向上である。都市部と農村部の格差縮小を実現することで、都市化の全体的な水準を効果的に上げることができるだけでなく、中心都市の人口を地方に分散させることが可能となり、大都市が抱える問題の解決に重要な役割を果たす」と指摘する。
国家統計局北京調査総隊の担当者は「都市化率は戸籍をベースにした統計ではないため、北京市に住民登録されている人口ではない。北京に実際に住み、市のサービスを受けている常住人口はいずれも都市化人口として計上される。現在、北京はすでに都市化発展の質向上の段階に突入している」と説明する。