「北京の都市化水準はすでに中国国内の他の都市を大幅に上回っている。このことがすでに、今後の都市化のプロセスにおいて、何に重点を置くかを決めている。今後、北京の都市化は、戸籍登録していない常住人口に対する公共サービスと社会保障を整備することに力を入れ、都市化の質向上に取り組む見通しだ。現在、北京の都市化水準は比較的高いもものの、都市部と農村部の差は依然として大きく、都市化は格差縮小を道筋とすべきである。郊外のインフラ設備、公共サービスを整備する必要がある」と張氏は指摘する。
北京市統計局の担当者もまた、「都市に出稼ぎに来ている人々と都市部の地元住民の生活レベルには大きな差がある。就職、医療、就学などはいずれも、同等の待遇を受けることができない。出稼ぎ労働者に対するサービスと管理を強化することは、北京の都市化が直面している重要な課題である」との見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月11日