トヨタ自動車の中国法人は12日、「四川一汽トヨタ長春豊越公司は、2011年12月20日から2014年1月28日に生産された3210台のプリウスのリコールを決定した」と発表した。トヨタは世界で190万台のプリウスのリコールを申請している。新京報が伝えた。
トヨタの説明によると、リコール対象車はシステム制御ソフトに不具合があり、加速などの強い負荷がかかる状態で運転中に、ハイブリッドシステムの昇圧回路の素子に損傷が生じる可能性があるという。これにより車両の警告ランプが点滅し、安全運転モードに切り替わり、極端な場合は運転できなくなることもあり、安全リスクが存在する。四川一汽トヨタ長春豊越公司はリコール対象車の制御ソフトの無料更新を実施し、安全リスクを取り除く。また同社はリコール対象車の同部品に対して、無期限かつ無償のメンテナンスを提供する。
トヨタは上述した問題により、世界で190万台のリコールを申請したが、そのうち半数は日本に集中している。トヨタによると、この不具合により事故が発生したという報告は受けていないという。