全国人民代表大会(全人代)代表、上海金取引所(上海黄金交易所、Shanghai Gold Exchange : SGE)の許羅徳理事長は3日、中国証券報のインタビューに応じた際、「上海金取引所は現在、上海自由貿易試験区における上海国際金取引センター(市場関係者の間で一般に金国際ボードと呼ぶ)の設立を積極的に推し進めている」ことを明らかにした。4日付中国証券報が伝えた。
中国人民銀行(中央銀行)などの監督・管理部門は提出された計画案を基本的に同意しており、今は細部の詰めを進めている段階で、下半期には正式に発表され、上海国際金取引センターが上海自由貿易試験区に誕生する見込みである。
上海金取引所は世界最大規模の金現物取引所となっている。許理事長はまた、「上海金取引所はいち早く、『上海国際黄金交易中心』という社名の子会社を上海自由貿易試験区で登録する予定で、同社は株式会社であるが、現段階では他の株主の資本参加は考えていない」と説明した。
「中国証券報」より 2014年3月4日