全国人民代表大会(全人代)代表、上海先物取引所の楊邁軍理事長は6日、中国証券報のインタビューに応じた際、「原油先物の取引開始をいち早く推し進めるにあたって、関連部門は今、関連政策の制定に力を入れている」と述べ。7日付中国証券報が伝えた。
また、銅やゴム、金などといった既に取引されている品目にも海外の投資家の取引参加を可能にする政策も検討されており、取引ネットワークのグローバル化に向けた発展が徐々に実現するという。
楊氏は原油先物が年内に上場する可能性は高いとし、「上海先物取引所は『先行先試(全国に先駆けて新たな政策を試行する)』という中国(上海)自由貿易試験区の特性を活かし、上海先物市場の全面的な対外開放を推進する。更には、すでに取引されている品目の現物市場での変化に従って、燃料油やゴムなどの先物契約を調整し、年内に非鉄金属先物取引と金先物オプション取引の実施を目指す」と述べた。
「中国証券報」より 2014年3月7日