「黄金の十年」を過ぎた中国―ASEAN自由貿易区は、自由貿易区のアップグレード版の構築、多分野協力、緊急提携の強化、海上協力を「ダイヤモンドの十年」の重点的な提携方針としている。
中国とASEANは10年前に戦略的パートナーシップを結ぶと、関係者の共同の努力を経て、アジア発展の「黄金の十年」を迎えた。これは地域内の協力でウィンウィンを実現した、世界的なモデルと言える。
中国は長年連続で、ASEAN最大の貿易パートナーになっている。双方間の貿易額は2002年の548億ドルから、2013年の4436億ドルに拡大しており、年間平均21%以上のペースで増加している。中国―ASEAN貿易額は中日貿易額を抜き、ASEANは中国の世界3位の貿易パートナーになっている。中国とASEANの提携は、開発途上国としては最大の自由貿易区を生んだ。この自由貿易区は19億人の人口をカバーし、双方のウィンウィンの経済・貿易協力が、世界経済が低迷する中で活力を示している。