スモッグが連日で発生するなか、中国証券報記者は25日、如何にしてエネルギー構造の調整を通じてスモッグ問題を解決するかについて、北京で開催された国際金融フォーラム(IFF)に出席した中国国家能源(エネルギー)局局長・国家エネルギー専門家顧問委員会主任の張国宝氏に取材した。26日付中国証券報が伝えた。
張国宝氏は取材に応じた際、「風力発電、原子力発電、水力発電、石炭のクリーン化利用を含め、エネルギー源の多様化をを進めていけば、スモッグ問題はいずれ解決できる」との考えを述べた。 「特に風力発電の利用によるスモッグ軽減効果がより大きいものだ。そして、ゼロエミッションの原子力発電の中国発電量全体に占める割合はまだ低く、力を入れて発展する必要がある」とした。石炭のクリーン化利用については、氏は「石炭ガス化事業より石炭液化事業の経済性が高い」との見解を示した。
「中国証券報」より 2014年3月26日