このほか、産業集約が新たな段階に入った。中国工業・情報化部は現在、77の設備製造分野の国家級新型工業化産業モデル拠点を設立しており、全国モデル拠点の29%を占めた。若干の重要な影響力を持つ産業集約区が初歩的に形成され、ハイエンド設備では、上海市臨港産業区、瀋陽市鉄西新区、遼寧省大連湾、四川省徳陽市を始めとするモデル拠点が形成された。船舶・海洋工学設備は、環渤海地区、長江デルタ、珠江デルタを中心とする産業集約区を形成した。建設機械の主要ブランドは、徐州市、長沙市、柳州市、臨沂市などに集中している。瀋陽市、蕪湖市、上海市、哈爾浜(ハルビン)市、広州市などでは、産業ロボット工業団地が設立されている。
蘇副部長はまた、「中国はすでに設備製造大国となったが、まだ設備製造強国ではない。先進国との間には、依然として大きな開きがある」と指摘し、問題点を次のようにまとめた。(1)自主革新力、開発・設計水準が低く、試験・検査の手段、重要な共通性の高い技術が不足している。(2)基礎部品の製造能力が低く、重要部品を海外に依存し、基礎製造技術が遅れており、重要な材料を輸入に依存している。(3)産業構造が非合理的で、ローエンド生産能力が余剰し、ハイエンド生産能力が不足しており、生産者向けサービスの提供が遅れている。(4)発展の質と効果が劣っており、中国の現在の設備製造業付加価値率は26%のみで、先進国の平均水準を6−8ポイント下回っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月3日