◆上場廃止制度改革を同時に推進
業界関係者は、「上場廃止制度の効果的な推進は、登録制改革の成功の重要な条件だ」と述べた。証監会は、上場企業が上場廃止基準を満たせば、上場廃止が可能になると重ねて表明している。アナリストは、「今後は上場廃止が常態化する」と予想した。
証監会副主席の庄心一氏は書面で、次のように指摘した。
成熟した市場においては、強制的な上場廃止にせよ自主的な上場廃止にせよ、いずれも常態化した現象である。上場企業が上場廃止するか否かは、市場の参加者・組織者の選択と需要による結果であり、その会社が良いか悪いかを判断する絶対的な基準ではない。証監会は今後、上場廃止制度の改革を深化していく。
まず、強制的な上場廃止の確定性を高め、現行の上場廃止基準を遵守し、市場の期待を高める。「不正会計」など市場の注目度が高く、影響の大きな重大違法行為については、法制度の枠組み内で、これらの企業を強制的に追い出し、市場を浄化する。