▽フォーラムの議題に注目
APEC電子商取引工商連盟は、政府と企業との橋渡しをする存在として高く評価され、国内外のeコマース関係者に常に注目されている。今回の第1回中国国際電子商取引博覧会の応援では、さまざまな難しい役割を果たすことが確実だ。
経済グローバル化、貿易自由化、情報現代化の歩みが加速するのにともない、eコマースを通じてアジア・太平洋貿易圏の地域経済協力を強化することが大きな流れになっている。同博覧会の組織委員会によると、フォーラムではeコマースの関連政策、発展情勢、実践例の分析など一連の注目点が話し合われる見込みだ。eコマースの発展過程では、優れた政策と法的環境が極めて重要になる。2012年に商務部(商務省)は関連の機関や企業から意見を募り、eコマース管理条例の起草作業を開始。eコマース分野に関わる法律法規を分析し、商業リスクを回避することが、今回のAPECフェアの重点的な議題になるとみられるという。
また中国では国境を越えた貿易の全過程で整った対外販売チェーンが備わり、中小企業が相次ぎeコマース分野に進出するなどして、ネットワークセキュリティの問題にどのように対応するかがeコマース産業の核心的問題の一つになっている。今回のイベントには、アメリカ国際貿易委員会の国際事務担当部門や中国インターネット情報センターのインターネット発展研究部門などの代表が参加し、各議題をめぐって深い分析やスピーチを行う予定だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月9日