中国内陸部と香港資本市場の共同発展を促進するため、中国証券監督管理委員会(証監会)、香港証券先物事務監察委員会は10日、上海証券取引所、香港聯合証券取引所、中国証券登録決済会社、香港中央決済会社における上海と香港間の相互株式投資の試行を原則的に承認したことを、共同で発表した。11日付中国証券報が伝えた。
試行の初期段階では、投資規模について人民元建て総量管理制度に基づき、投資枠の上限を設定し、株式相互投資をリアルタイムの監視・管理を行う。香港市場における上海株の購入枠は3000億元、毎日の限度額は130億元で、上海市場における香港株の購入枠は2500億元、毎日の限度額は105億元となる。双方は試行期間に状況に応じて株式購入枠を調整することが可能となる。
また、香港証券先物事務監察委員会は、試行初期に香港株の取引に参加する内陸部の投資家について、「機関投資家と株式取引口座の残高が50万元以上の個人投資家に限る」と定めている。
「中国証券報」より 2014年4月11日