ある業界関係者の指摘によると、中国側は引き続き戦わなければならない。判定がどうなるか保証できる人はおらず、結果そのものより、中国が責任ある貿易大国およびWTO加盟国として今回のプロセスに参与することにこそ意義がある。これは自国の権利を保護する姿勢の現れであり、多国間の紛争処理メカニズム・ルールをめぐる重要な問題の責任をはっきりさせることでもある。
一審で敗訴した上、米国に上訴の追い打ちをかけられることは、案件の訴訟プロセスの枠外のことだ。劉主任によると、中国がレアアース案件で敗訴した原因は、国内の管理措置が目標を達成しておらず、他国に攻撃の口実を与えてしまっていることにある。国内の管理体制についてよく考え、法律の制定では協調性と統一性を求め、中欧政府と地方政府の政策制定をより精密にする必要があるという。◆教授も、中国が経済発展と環境保護との関係をどのように処理するか。経済発展を遂げた地方の利益と国の発展という全体的な利益をどのように処理するか。輸出の奨励と輸出の管理の問題をどのように処理するか。これらはいずれもよくよく考えるべき問題だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月17日