新エネ・軽量化技術の他に、多くのメーカーは先進的なスマート連結技術、自動運転技術を展示した。ベンツは新型「S600L」を出展した。同車種はベンツが独自に開発した車体全体のスマート制御システムを標準装備し、さらに能動的ボディ制御システムおよび新しい路上スキャンシステムを組み合わせ、前方の路面を目にできる世界唯一のサスペンションシステムを形成した。
地場メーカーも積極的な姿勢を示しており、自社の本領を発揮した。上海汽車は「栄威」、「MG」のダブルブランドの新製品を出展し、新型動力システム「CUBE-TECH」、さらにはEV、PHV、FCV(燃料電池車)を含む「中国で最も整った新エネ車ラインナップ」を集中的に展示した。
自動車業界アナリストの賈新光氏は、「技術革命は、自動車産業をけん引する駆動力だ。今回のモーターショーを見ると、独・米・日などのグローバル企業が自動車技術でトップの地位を占めているが、各社は世界的な競争力を強化するため、中国という世界最大の市場に対する、先進的な製品と技術の投入を加速せざるを得ないことが分かる」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月22日