さまざまなレール交通のうち、地下鉄のコストが最も高い。1キロ当たりのコストを見ると、路面電車は約2000万元、ライトレールは2億元、地下鉄は5億元に達する。しかし一部都市のコストは、これよりも割高になっている。蘭州市の1キロ当たりの平均コストは約7億4600万元、深セン市の3期地下鉄は9億元に達している。この高コストを受け、地下鉄は莫大な資金を必要としている。広州市の第12次五カ年計画期間(2011−2015年)の地下鉄建設資金の需要は、1551億5000万元に達する。西安市は6本の地下鉄の建設を計画しており、投資総額は1058億元に達する。しかし西安市の2013年の財政収入は902億5000万元のみだ。
専門家は、「地下鉄建設には巨額の投資が必要で、運営の際には政府の助成が必要だ。地方財政はもともと資金繰りが悪化しており、プロジェクトの資金調達リスクを特に重視する必要がある。さまざまなレール交通の中で、必ず地下鉄を選択しなければならないのだろうか。これも真剣に検討するべき問題だ」と警鐘を鳴らした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月28日