パネル産業誘致を熱望する中国地方都市 「太陽光発電の悲劇」再び?

パネル産業誘致を熱望する中国地方都市 「太陽光発電の悲劇」再び?。

タグ: パネル産業

発信時間: 2014-05-05 17:41:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国では、フラットディスプレイは国家戦略として指定された新興産業で、2015年までに大陸部で9本の8.5世代液晶パネル生産ラインを建設し、台湾を抜いて世界第2のフラットディスプレイ生産基地になる計画を立てている。

中国工業・情報化部(省)のデータによると、2013年、液晶パネルを代表とするフラットディスプレイパネル産業の規模は1070億元(1兆7462億円4000万円)に達し、前年同季比44.6%増となり、世界市場占有率は11.4%にまで上昇した。

高騰する企業の投資熱に呼応して、中国の地方政府の意欲も刺激されている。重慶市両江新区は現在、フラットディスプレイパネル産業クラスターを建設しており、すでに関連企業15社が入居している。中部地区に位置する合肥市も同産業に注目しており、現在、生産額が1千億元級の産業クラスターを建設中だ。

実のところ、フラットディスプレイパネル産業は決して新興産業ではない。すでに十数年前に、広東省、江蘇省などで多くのディスプレイパネル企業が出現している。しかし、数年の年月を経た2010年から衰退傾向が顕著になり始めた。統計データによると、2010-2012年のわずか3年間で、ディスプレイ産業の川上産業であるLEDチップ生産能力が10倍以上に拡張したのに対し、単価は累計で50%以上引き下がり、多くの企業が非常に苦しい状況に陥った。

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