中国証券監督管理委員会(証監会)は6日、新たに32社の新規株式公開(IPO)仮目論見書を発表した。現在までのところ、仮目論見書が発表された企業の総数は273社に達しており、中国でIPO仮目論見書の発表が制度化されつつある。7日付中国証券報が伝えた。
業界筋は、「仮目論見書の発表ペースはかならずしもIPO実施ペースと関係していないが、IPO企業の情報公開の質を高める上で効果的であり、IPO企業情報透明度の向上にもプラスとなる」と指摘する。
注意に値するのは、監督管理部門の要求を満たすため、IPO企業がリスクに関する紹介を増やしていることである。専門家は、IPO仮目論見書発表の制度化、新株発行関連改革が進んでいるのにつれ、上場廃止制度の健全化や新「国九条」などの関連措置が近く発表され、資本市場の発展促進と関連する一連の改革が一層深化されると見ている。
「中国証券報」より 2014年5月7日