海外メディアによると、ドイツの自動車メーカーは今年第1四半期、例年同期を超える販売台数を記録した。ユーロ高は数十億ユーロの売上高の損失につながっているとされるが、ドイツの自動車メーカーの売上高と利益はどちらも拡大しており、中国での売り上げ増加がこれに寄与している。
ドイツの経済誌「ビルトシャフツボッヘ」のウェブサイトに掲載された2日の報道によると、今年第1四半期、ドイツの自動車メーカーの中国での販売台数の成長率は17%に達し、中国市場全体の成長率9%を大きく上回った。ドイツの自動車メーカーの中国市場のシェアは21.8%に拡大し、過去最大を更新した。
報道によると、世界の自動車メーカーで第1四半期の売り上げが最も好調だったのは、昨年同様のフォルクスワーゲンで、売上高は478億ユーロに達した。これにわずかな差で続いたのがトヨタ自動車。日本円の軟調を受け、トヨタの売上高は13%伸び、463億ユーロに達した。フォルクスワーゲンの売上高の伸びは3%にとどまった。