中国では輸入車の価格が並外れて高いが、業界関係者によると、その原因は高い関税と供給不足にあるという。ただ将来的には、中国の開放型経済がさらに発展し、反独占制度が整備され、自動車産業関連政策が引き続き打ち出されることによって、輸入車価格は理性的な範囲に落ち着くものと見られる。「国際商報」が伝えた。
BMWのX6は海外では、排気量や車載機器に応じて39万元から54万元の売値が付けられている。同じスペックのBMW車を中国で手に入れようと思えば、86万元から216万元は払わなければならない。4倍に達する価格差は驚きだが、BMWに限った話ではない。海外では庶民が買える価格で売られている車が、中国では超高級の輸入車となっていることは、以前からすでに知られていた。だが中国は世界最大の自動車市場である。海外の自動車メーカーに勝手な価格を付けられているわけではないだろうが、なぜこのような超高価格が生じているのだろうか。