▽適度な競争が暴利を防ぐ
自動車産業で暴利が存在している問題には、国家のレベルでも近年、関心が高まりつつある。
例えば商務部は最近、中国自動車流通協会に対し、「地域封鎖と産業独占のアンケート調査実施に関する通知」を通達し、地域封鎖と産業独占の打破に関する意見と訴えを同協会とメンバー企業から募った。中国自動車流通協会は昨年、独占関連データを業界内で調査し、国家発展改革委員会の価格監督検査・反独占局に提出しており、今回の調査はその後続となる。
張莉氏によると、中国にはすでにいくつかの反独占措置があり、重要産業である自動車の反独占制度の整備は今後さらに進んでいくものと見られる。中国の開放型経済がさらに発展し、対外開放がさらに進めば、関税も下がる可能性がある。輸入車価格は今後、下がっていく余地が十分にある。