▽国内外の驚くべき価格差の理由
商務部(省)研究院総合戦略研究室の張莉・副室長によると、輸入車の価格が下がらないのには多くの原因があるが、その一つは税金の高さにある。「輸入車は通常、通関時に25%の関税がかけられ、さらに17%の付加価値税、排気量別の1%から40%の消費税も払う必要があり、総合税率は約66%に達する。各種の費用を加えると、税込価格は元の価格の2倍以上になる」。
需給関係も重要な役割を果たしている。輸入車は研究開発から生産までの高い能力を持ち、中国でも人気が高い。そのため需要に供給が追いつかず、価格が高くても買い手が余る状況となっている。「消費者の行動も輸入車の高価格に拍車をかけている」と張副室長は指摘する。