中国国家統計局が10日発表したデータによると、5月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月と比べて2.5%上昇した。PPIは前年同月比で1.4%低下し、前月比で0.1%低下した。PPIの前年同期比マイナス成長は27カ月間続いた。11日付中国証券報が伝えた。
発表されたデータから、中国経済の回復力の乏しさが伺える。これについて、専門家は「内需が不足し、一部業種に生産能力過剰問題が残っている状況下、第3四半期の中国の経済成長率が7.3%―7.4%になる公算だ。そのため、政府は今後特定分野に向けた『微刺激』政策を継続して打ち出す可能性が大きい」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年6月11日