MSCI明晟の取締役、アジア・太平洋株式市場研究マネージャーの謝征儐氏は12日、上海で「中国証券報」の取材に応じ、「ほとんどの投資家がA株を新興市場指数に組み入れることに賛成しているが、最大の問題はその時期である」と話した。13日付中国証券報が伝えた。
同社は、検討を重ねた上で、A株のMSCI新興市場指数への組み入れを見送ることを明らかにした。MSCI明晟は、国際投資家が上海・香港間相互株式投資がA株にもたらす変化を懸念しており、A株を組み入れる問題は中国の資本市場制度の更なる変革によって解決する必要があると見ている。
「中国証券報」より 2014年6月13日