◆フィッシングサイトに要注意
便利な決済方法と当選金受取方法により、宝くじのネット販売規模が急速に拡大している。この時期にW杯というサッカーの祭典が開かれ、宝くじ販売サイトは多くの消費者を獲得した。しかし宝くじのネット販売、サッカーくじと共に、フィッシングサイトも急増している。「胴元が裏で操作」、「賭け金の持ち去り」といった事件は、珍しいことではない。
一部のサイトは違法の賭け事に従事しているが、これまでは福利くじ、スポーツくじ、六合彩(ロト6に類似)がその中心だった。W杯が開幕すると、サッカーくじの販売が中心になった。アンチウイルスソフト・金山毒霸の安全センターの統計データによると、宝くじ関連のフィッシングサイトの1日のアクセス数が800万回を超えている。セキュリティソフト大手・奇虎360のインターネット安全センターも、W杯のサッカーくじに関連するフィッシングサイトが2−3倍に激増していると発表した。
セキュリティ専門家は、「国家の監督管理の遅れにより、一部の宝くじサイトは、ネット上に存在するからといって合法であるとは限らないという状態になっている。消費者は疑わしいサイトを軽率に信用し、違法の賭け事に加わってはならない。W杯の関連アプリをダウンロードする場合、公式ルートを利用するべきで、不明のリンク先をクリックしてはならない。またサッカー賭博などの地下サイトにアクセスしたり、二次元コードなどの情報を軽率に読み取ってはならない」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月25日