今週発表予定の6月の中国の人民元建て新規貸付が、1兆元前後になるという見方が、業界から出ている。14日付中国証券報が伝えた。
交通銀行金融研究センターは、6月の人民元建て新規貸付が前年同期比14.1%増の1兆1000億元に達すると予測している。人民元建て新規貸付は通年で10兆元程度となり、前年を上回る水準という。理由として、▽経済状況の好転による資金需要の増加、▽中銀オペの緩和傾向による金融機関の資金余裕、▽特定先への預金準備率の引き下げによる融資スタンスの拡大、などを挙げている。
「中国証券報」より 2014年7月14日